せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

とらえかた次第で自分の世界は変わる

うつ病になるまでずっと自分は価値のない人間だ、

自分は不幸なんだという思い込んでいました。

 

自分の価値の喪失

他人と比べることや他人からの評価でしか、

自分の立ち位置や価値を見出せなかった。

自分の中に自分自身の価値や幸せを図るための

物差しがなかったから。

社会的な価値観でしか自分を測れず、自己肯定感も

達成感も幸福感も感じられずに、

ただ目的もなく生きている。

仕事や私生活にも生きがいを感じられず、

何をしても楽しめない、やりたいことも見つからない。

そんな自分に価値を感じることができませんでした。

そんなメンタルでいては、うつになるのは時間の問題

だったのかもしれません。

 

うつ発病と希死念慮

うつで動けなくなり、働くという最低限の自分価値も

失ってしまうと症状も相まって、絶望感、屈辱感、

無力感、不安感と多くの負の感情に囚われて、

希死念慮が湧いてきました。

消えてしまえたらどんなに楽かと考えていました。

 

うつ療養と意識の改革

休職してからも約2ヶ月半うつの症状に苦しんでいましたが、

症状が改善しても、将来の不安感は消えませんでした。

「復職できてもこのままではまた再発してしまうんじゃないか」

「自分の物事の捉え方を変えないと、いずれまた苦しくなってしまう」

そう思い立ってから、うつや脳科学、メンタルについて

勉強を始めました。

うつになったとき何が辛かったか、どう感じていたか

の振り返りをして自分の内面を探っていきました。

 

そこで気づいたことは、自分の中に軸がなかったこと。

自分の外にしか評価基準がないから、自己承認も低く

他人の評価でしか自分の価値を見出せていなかった。

他人を軸にして生きていたので、あっという間に

自分の価値を下げてしまい、負のスパイラルに

陥ってしまっていました。

だから、0-100思考に陥り、悪い面にばかり目を向けて

自分の価値がない根拠ばかりを探してしまっていました。

 

今思えば、できていることもいっぱいあった。

完璧ではないけど、やれていました。

経験がない分野でもなんとかしょうと試行錯誤し、

一定の水準の仕事はしていたはずです。

ただ、経験が浅いから求められている水準まで

達していなかった部分があっただけ。

そのギャップを徐々に埋めていけばよかったのに

ギャップは今すぐ埋められるべきだ、

求められていることができていない自分はスキルがない、

価値がないという思考で自分を追い込んでしまっていました。

不幸になるべくしてなる状態でした。

 

 

そこから認知行動療養の思考を取り入れて、

意識を変えていこうと思いました。

自分の価値は自分で認める必要がある。

自信に明確な根拠なんてなくてもいい。

他人と比べるのではなく、自分にあるもの、

できていることに目を向けること。

自分を最後まで信じてあげられるのは自分だけ。

 

 

人生のターニングポイント、自分軸で生きよう

今、置かれている状況を生かすも殺すも自分次第、

うつになってよかったなんて微塵も思わないけど、

この経験は他人にはない、自分だけの特別なもの。

間違いなく私の人生のターニングポイントだと思う。

ここから自分が幸せに生きるにはどうすればいいか。

やはり、自分の価値基準で生きていくことだと思います。

それは自分のやりたいことや興味があること、

やりたい、楽しいと感じれることを求めていくこと

だと考えています。

自分の感覚を信じて探していくしかない。

それが幸せを感じることに繋がると思っています。