せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

いい意味で自己中心になろう

今まで自分の外に目的や理由を求めてばかりいました。

人生の目的、自分の価値、仕事のやりがい。

それでもうまくいっているうちは良かった。

でも、いずれうまくいかないときがくるのは

必然だったのかもしれません。

 

自分がなかったから、自分の軸を他者に渡してしまった。

他人の評価なんていうあいまいで目に見えないものに

とらわれて一喜一憂していた。

それじゃあ、疲弊してしまうのも当たり前でした。

自分の意志で何一つやりたいことをやることなく、

惰性で生きていたのでしょう。

つらいと感じても、嵐が過ぎるのをただひたすら

耐えるだけで、自分の意志でなんとかしようと

思わなかった。

そんな、自分を大切にしない人生を送ってきました。

 

なんのために生きているのかわからなかったし、

それでも仕方がないと思っていました。

そんな生き方をしていたら、うつになるのも

時間の問題だったのかもしれません。

 

2回目の休職をして、初めて自分の生き方について

考え直そうと思いました。

自分は何のために生きているのか。

人生の価値をどう感じたらいいのか。

何に自分の価値を見いだしたらいいのか。

何より幸せになるにはどうしたらいいのか。

 

うつで自分のことで精一杯だった中で、

自分のことばかりを考え続けました。

 

考え続けてたどり着いた答えがあります。

今の自分を劣等感を感じることなく、ありのまま

に受け入れること。

無理に他者のために自分を犠牲にする生き方を

しないということ。

もっと自分本位でいいのだ、自分のやりたいと

思ったことで結果として他者に貢献できればいいということ。

他人が私のことをどう思うかは自分にはコントロール

できないことだということ。

他者の評価がどうあれ、自分の価値を認めてあげること。

生きる意味なんて本来なく、その意味は自分で与える

ということ。

強いて言うなら自分が幸せを感じて生きることだけなのだ

ということ。

それが今の私の悟りでした。

 

他人の目を完全に気にしないほどの悟りの境地には

とても至らないし、頭で分かっていても、

気にしてしまいます。

それでも、たどり着いた答えが自分の中の一つの

真理として自分の心のあるべき場所なのだと

考えています。

迷っても戻るべき軸がわかれば、立て直すことができます。

自分の意志で自分のために生きようと思います。

 

 

 

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと

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