なかなか良くならない -うつ急性期について-
いつまで休んでいればよくなるの?
Kupfer, D. J.: J. Clin. Psychiatry, 1991, 52, suppl.28, 改変
うつの治療は上記のような経過をたどります。
症状の重さも期間も人それぞれです。
休みはじめたばかりの急性期は一番つらい時期なので
何もやる気が起きないのも当然なんですよ。
うつの症状が重い、急性期はしっかり休むことが重要です。
休んでいればじきに
「なにかやろうかな・・・」
という気がしてきます。
「なにかやらなきゃ!」
みたいに早く治さなきゃという焦りからくる感情は
ちょっと危険なので注意してください。
まずはしっかり休む。
なにかはじめるのに焦らなくてもいいんです。
自然とそう思えるようになります。
本を読んだり、日記をつけたり、散歩をしたり、
最初からしっかりやろうとせずに、
少しずつ慣らしていくようにしましょう。
ちなみにわたしは日記をつけることをしました。
1日1行でも体調や気分、その日できたことなどをつけるようにしました。
一言でもいいと決めて、やるためのハードルを下げて
続けることが苦にならないようにしました。
今では1年以上続けられています。
過去の状況を振り返ると良くなってきたという実感を持てますよ。
他にもいろいろやってみましたが、
人によって向き不向きや効果に差があると思います。
この本なんかは参考になると思います。
著者がうつを経験した中で実際に試した内容をまとめているので
共感できますし、しっかり自己分析されているので参考になると思います。
うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた
- 作者: ほっしー,和田秀樹
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2018/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
まとめ
- 急性期はまず休むことを第一に考える
- 焦りから無理に何かを始めようとしない
- やりたいな・・・と思ったことはハードルを思いっきり下げて続けられるようにする
しっかり休むこと、焦らないこと、がんばらずにできるようにすること
今は休む時期なんですよ。
焦らず行きましょう。