せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

なにかしようかな -休職中の過ごし方②-

ちゃんと休めてますか?

お疲れ様です。せうです。

 

薬と休養の効果が現れて、

急性期のどん底から回復してくると

鉛のような倦怠感や不安感、憂うつ感、おっくう感が薄れてくる時期がくると思います。

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Kupfer, D. J.: J. Clin. Psychiatry, 1991, 52, suppl.28, 改変
うつの治療は上記のような経過をたどります。

 

布団から起き上がれる時間が増えてきたら、

「何かやろうかなぁ・・・」

という気持ちが徐々に湧いてきます。

「何かやらなきゃ」

は焦りからくる焦燥感に追いたてられているので危険ですよ。

じっくり休んで「やりたいな」という思いが

湧いてきたら、そのときが始めどきです。

 

散歩

動けるくらいに元気が出てきたら、

散歩はどうでしょう。

外の空気を吸って、風を感じると

少し気分が良くなりませんか?

最初は靴を履いて外にでるだけでもいいんです。

無理せず、

「ここまでならやってもいいかな・・・」

というレベルでとどめると続けやすいです。

 

かくいうわたしも毎日は出来ませんでした。

ごはんを買いに出かけるのも散歩にカウントしてました。

外に出ると少し気分が良くなっていたので

体調の良いとき、気が向いたときに3日に1回くらいの頻度でやっていました。

自分のカラダと相談して、試してみてはどうでしょう。

 

日記をつける

わたしは毎日の体調や気分を記録して、

回復につなげたいという思いから始めました。

通院の際に自分の体調の変化を伝えるのにも役立ってます。

過去の日記を見ると当時から比べて良くなってると実感できます。

体調が良くないときのパターンなんかも見えてきます。

何より続けられることって自信になりますよ。

 

いきなり日記をつけるとなるとハードルが高く感じますか?

最初は一言でいいんです。

続けることが大事なので。

慣れてくると徐々に書きたいことがでてきて

自然に長く書くようになってきます。

わたしがそうでした。

1年半くらい続けられています。

 

読書

興味のある分野や好きな本を読んでみるのもいいと思います。

わたしはうつについて知りたいと思って本を読みました。

自分の具合の悪さや気分がどういったものなのか

自分の中で言葉にできてなかったので

家族や主治医にうまく伝えられていないと感じていました。

 

それに休んでいることにどこか罪悪感を感じて

しまっていて、

「甘えなんじゃないか」

と考えてしまいがちでした。

うつ病の知識を得ることで、

症状であることを知って安心したかったというのもあります。

 

この本を読んだのは最近ですが、

正直休職しているときに読みたかったです。

実際にうつを治すために著者が試したことが

効果と難易度でまとめられていて分かりやすいです。

 

この本はうつの本ではないですが、

うつから脱出するための思考としては非常に

役立つと感じています。

脳の仕組みからこうした方がいいですよ。

というのも内容を説明してくれていて、

分かりやすい内容でした。

 

いかがでしょうか、少しでも参考になる内容があれば幸いです。