せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

うつ再発を防ぐためには

復職して1年。

頑張ってきたつもりでしたが、

気づかないうちに積み重ねたムリが

限界にきてしまったようです。

また休職するのが自分にとってよい選択な気がします。

再休職する悔しさや情けなさを感じますが、

そういった感情も含めて自分を受け入れないと

治すのは難しいと思っています。

 

今回はうつから復職する際にうつを再発させないために

注意すべき点を伝えられたらと思います。

 

小さなムリの積み重ね

うつになってしまう人は真面目で責任感が強く、

自分の責任として仕事を抱え込む傾向にあると

思っています。

自分で言うのもなんですが、わたし自身も

そういうタイプの人間だと思っています。

だから、自分の役割として与えられた仕事を

「自分の責任で」やり遂げようとがんばってしまう。

自分で抱えちゃうんですよね。

がんばるのは良いことなのですが、

うつの人にとっては、しらないうちに

がんばりすぎてしまうことが、

非常に危険だと実感しました。

ストレスがかかった状態で知らず知らずのうちに

エネルギーを使いすぎてしまって、

気づいたらガス欠になっている感覚です。

 

ムリをしなくてすむ環境が整っているか

期の最初に役割を割り当てられると思いますが、

最初の段階で自分の役割がやり切れるかを

自分に問いかけるべきです。

直感で厳しいと感じたら、

おそらくそれは正しいです。

 

上司に正直に伝えて、

自分ができると思った範囲で合意し、

ムリをしすぎなくてすむ環境を整えることが

重要だと思います。

 

あとからムリだと伝えるのでもよいですが、

自分のプライドや一旦引き受けているという

負い目がジャマをして伝えるハードルが上がるため、

できれば最初に交渉すべきです。

あとからでは評価も下げられてしまうと思いますし。

 

自分でコントロールできる内容かどうか

ここは人によるところもあるかと思いますが、

自分だけでコントロールできない仕事は

ストレスがたまりやすいと思います。

他の誰かとの調整ごとや自分の裁量や

がんばりだけではどうにもならない仕事です。

他人に依存する部分が大きいとなおさらです。

我々は「自分の責任の範囲」でなんとかしよう

とする傾向があるため、

必要以上にがんばってしまったり

調整自体にストレスを

感じてしまいやすいように思います。

(わたしの実体験です。)

 

余計なところにエネルギーを使いすぎないために

あらかじめ具体的にどういうときに誰と何を

決めればよいかを確認しておくとよいです。

そのとおりにやっていればいらぬ文句で

メンタルをすり減らすことも多少防げると思います。

教えられたとおりにやっていてダメなら

教えた側にも問題があるわけですから。

 

ゴールが明確に定まっているか

これもやっかいです。

どんなものができればゴールなのかが決まっていない、

主に新しく始める内容だったりします。

新しいことなのでOKの判断をする上司にも

明確なゴールが見えてなかったり、

イメージがあっても具体的に説明してくれないなど、

仕事をする側にとって手探りでやるのは非常に

ストレスです。

 

これも最初にゴールをすり合わせして

合意しておかないとえらい目にあいます。

 

わたしのケースは月次の報告書の内容に

ついてだったのですが、

最初に報告内容を合意したつもりだったのですが、

内容のバージョンアップを迫られ、

調査やら分析に散々時間を取られて

毎回レビューで神経をすり減らしました。

今思えば、この作業とレビューのやりとりで

非常にストレスを感じていたように思います。

 

先月までOKをもらっていた内容が

今月から急にこれじゃダメだとNGを

出される状況になったため

「は!?なんで急にそんなこと言いだしてんの?」

という感じでした。

 

わたしの場合は何をどこまでやれば良いのかが

しっかりとすり合わせられてなかったのが

原因だったと思います。

 

まとめ

  1. やり切れると思える範囲に抑えて、ムリしなくてすむ環境を整える
  2. 自分でコントロールできる内容かどうか、具体的に何を誰とどうすればよいか確認・合意する
  3. ゴールを明確に定めて、何をどこまでやればOKなのかを合意する

 

わたしは失敗してしまいましたが、

この経験が誰かの助けになれば、

これほど嬉しいことはありません。

 

もし失敗しても、そこで終わりではないですし、

その失敗の経験を生かしてもう一度やり直せばいい。

そう思います。

休職期間で何かを得て復帰できるように学びを

忘れないようにしたいと思います。

あとは這い上がるだけ!