せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

不幸に慣れるな

うつになるから不幸なのか、不幸だからうつになるのか。

心療内科を初めて受診したころ、何をしていても

楽しさを感じなかった。

ただただつらくて、消えてしまえたら楽になれるのにと

思っていました。

それが当たり前の感覚になっていて、

惰性で仕事に行き、ただ生きているだけでした。

幸せなんて感じられなかった。

 

生きるのは辛いことで、仕方ないことだと

思っていたから疑問にも思わなかった。

そんな生活を続けていたら病んでしまうのも

当たり前でした。

うつになり、麻痺していた感覚が限界を迎えて

休職しました。

希死念慮と不安感、無力感に苦しみ、

動けないほどの倦怠感に余計に自分を責めて

つらいだけの毎日を送っていました。

 

今はなんとか症状を改善し、復職できています。

症状がなくなるにつれて自分の認識が歪んでいること、

もっと楽に生きるにはどうすればいいかを考え始めました。

自分のあるべき姿と現在の自分とのギャップばかりを

見てしまう。

自分にないものばかりを比較して、自分はダメだと

呪いをかけていたことに気づけました。

理想の自分にならなくても幸せにはなれるはず。

幸せになることが自分の人生の目的だと思えました。

幸せかどうかなんて自分の主観ですから。

どう感じるかが大切で、他人にどう見えるかではない。

そう考えられるようになったことで、

初めて自分の手元にも幸せを感じれるものがあることに

気づくことができました。

自分が不幸だと思うことに慣れてしまうと、

不幸だと感じる理由にばかり目がいって、

本当は持っているはずの幸せが見えなくなってしまう。

不幸に慣れてはいけない。

見えなくなっているだけであなたにもきっとあるはず。

 

 

 

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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