せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

失敗を引きずるのは何故だろう

失敗を悔やんで何度もフラッシュバックさせてしまうのは

なぜなんでしょう。

私も昔は失敗してしまったときのショックを繰り返し

思い出して同じように苦しんでいました。

なぜフラッシュバックして毎回苦しい思いをするのか

考えたことがありませんでした。

そういうものだと思っていたからです。

 

うつで休職を経験し、少しでも日常生活でストレスを

感じることを減らしたいと考えられるようになって初めて

なぜわざわざ辛いことを思い出して

苦しむ必要があるのかということに疑問を持ちました。

 

苦しいだけで得るものがないのに、なぜ思い出して

しまうのか。

そもそも繰り返し思い出してしまうほど

ショックな出来事だったのだろうかということです。

 

今思えば取るに足らない失敗ばかりですが、

他人の評価ばかりを気にしていた当時の自分にとっては

ショックな出来事だったのだと思います。

周りの人に笑われたり、恥ずかしいと感じる出来事は認めたくなかったのだと思います。

トラウマとして脳裏に焼き付いていたのでしょう。

だから、ふとしたときにフラッシュバックして

何度も苦しむことになってしまった。

自分の中で作り上げた自分自身のイメージにとって

あってはならないことだったから。

 

失敗は恥ずかしいこと、自分は成功して

他人に評価されるべきだと思い込んでいました。

でも、そんなのはただの思い込みです。

失敗をしない人間などいないし、人は経験からしか学べません。

失敗は結果のひとつであり、経験のはずなのですから。

その経験から何を得るかが大切なのだと思います。

試さなければ失敗という結果を経験することもない。

失敗の数だけ方法を探して試し続けたということ。

全て経験として自分の中に蓄積され、成長の糧に

なっている。

そう思えば失敗を恐れることも、

試すことを躊躇することもない、

過去を引きずって苦しむこともなくなるはずです。

 

 

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