せうのうつリハビリ社会復帰ブログ

うつ病で倒れた会社員の復職体験記

焦らずうつと向き合おう

どうしても焦りはでてくるものです。

わたし自身、休職しているので自分のメンタル的な問題だけでなく

金銭的な問題や家族との関係など現実的な問題もあります。

 

  • カラダが動かず寝ていることしかできない情けなさ
  • カラダや頭が思うように働かないというもどかしさ
  • 自分はダメな人間なんだという劣等感
  • 働けていないという罪悪感
  • 怠けているだけ、甘えなんじゃないかと自分自身を責めてしまう
  • 生活のためのお金をどうしたらよいかという心配
  • 負担をかけている家族に対する申し訳なさ

 

それらをひっくるめて、今の苦しい、辛い状況から脱したい、脱しなきゃいけない、

早く治したい、早く復帰しなくちゃという焦りがでてきます。

当然だと思います。

うつの人は、休めて楽でいい、

社会復帰なんてしたくないなどと

考えている人はいないんじゃないかと思います。

うつの苦しみを知っていれば、そんな風には

考えられないんじゃないかと思います。

 

焦っても自分を追い込むだけ

早く治したいと焦っても思い通りにならない

自分を目の当たりにして余計に苦しむだけでした。

そういう風に感じてしまうのは症状だと

今は休むときでそうすることで確実に良くなっていく

と自分に言い聞かせました。

そうして、今の自分を受け入れて、うつの自分を

許してあげると、罪悪感を感じて苦しむことは

減りましたし、自分を責める感情が軽くなり、

ずいぶんと気分的に楽になることができました。

 

うつが重いときに余裕がないのは当たり前

わたしが休職した直後の一番うつが重いときは

自分を苦しめる感情や体調の悪さが症状だと

分かっていても罪悪感や自分を責める感情は

消えませんでした。

頭では理解していても苦しさはどうにもなりませんでした。

 

今では自分の思考を冷静に

「あ、今うつのせいで自分を責めちゃってたな」

「いかん、いかん、今悪い考えにとらわれてた」

と客観視して、思考を切り替えられるように

なりましたが、うつが軽くなってきたおかげだと

思っています。

うつが重いときは自分を客観視する余裕がなかった

ように思います。

 

うつが軽減するまでは辛抱

まずはしっかり処方された薬を飲んで、

ひたすら休むしかないと思います。

実際にわたしもうつが軽くなるまではひたすら

布団に横になってました。

徐々に症状が軽くなってきてからは嫌な考えに

とらわれないように、マンガを読んだり

Youtubeやアニメを観たり、何も考えなくても

良いようにして過ごしていました。

 

余裕がでてきたらいろいろ試してみるのもいいかも

なにかしようかな・・・と思えるようになったら

余裕がでてきた合図なので、少しずつ興味があること

を試してみるのもいいと思います。

なにかしなきゃ、と思っているうちはまだ早いです。

 

うつが回復してきてからやるべきことは難しいです。

人によってなにが効果があるかが変わりますし、

難易度も違います。

なので、試行錯誤しながら自分に向いていること、

興味のあることを探すのがいいと思います。

例えば、わたしの場合は日記に毎日自分の体調や

メンタル、感じたこと、できたことなどを記録しました。

それによって、徐々に良くなっているという記録を

残すことができましたし、回復の実感を持つことが

できました。

 

うつに効果のあることはこの本が参考になりました。

実際にうつの経験者が試した内容なので

実体験で語られている内容は共感できますし、

自分でも気軽に試せることも多いです。

 

根本的に治すには

うつになったということは、今までずっと

なんらかの無理をし続けていたということだと思います。

 

 

なにが悪かったのか、どうすればうつにならずに

生きていけるのかをじっくり考える必要があります。

わたしもうつになって今まで考えても見なかった

自分の生き方を見直すきっかけになったと

思っています。

自分が本当にやりたいことは何か。

自分の幸せは何かを考えるようになりました。

 

うつなんてならないに越したことはないですが、

この経験は全くのムダではなかったと前向きに

とらえることができれば、人生が大きく変わる

転換点になるのではないかと思います。